Journal of Ocean & Culture
SNS
Mailing Service

過去の特別展

企画展示 南極-静物․軌跡․遺産

  • 展示期間 2018 - 11 - 27 ~ 2019 - 03 - 03
  • ショールーム 企画展示室
  • チケット料金 無料
過去の特別展

南極は人間が模倣することもできない地球上に唯一無二の地であります。その地の自然環境はまだ損なわれていなく、研究する課題が多く残されている点から非常にその価値があるといえます。南極は大陸であり、先住民が住んでいないことが北極との違いです。19世紀初めに南極大陸が発見されました。しかし南極は人間の文明社会と離れており、平均気温がマイナス34度、最低気温はマイナス89.2度が記録されるほど苛酷な自然環境で人間が近づくことが難しかったです。

しかし人間は挑戦しそれを克服しました。現在南極には勇敢な人々の足跡が残されているところでもあります。

南極は誰のものでもないが一方、我々の所有ともいえます。南極では科学的調査〮研究だけ許可されています。世界的に大きな話題となっている地球気候変動への関心により南極地域の環境変動についての研究は更に熱を帯びています。

南極の雪に反射され輝かしい光とパノラマの景色は南極が制限的に人間の訪問を許可する時に感じられる感動であります。

英国のロバート•スコット(Robert Falcon Scott)とアーネスト•シャクルトン(Ernest Shackleton)探検隊が南極を探検〮研究するために留まった基地は厳しい気候と世の荒波をくぐり抜けて形成された独特な雰囲気を感じることができます。アザラシの脂肪を塗った暗い壁は探検隊の悲しい話を盛り込んでいます。そして寒くて静かな探検隊の基地はまるで地球上に一番寂しいそうな場所で涙が出てくるかもしれません。これは非常に強烈で悲しい経験になるでしょう。

今回国立博物館企画展示ではこのような姿を南極の「静物(Still Life)」と呼ぶことにしました。

その基地の中をそのまま保存されて発見された様々なオブジェたちと国立海洋博物館が所蔵している韓国の南極探検隊員が生き生きとした姿が盛られた探検

〮訓練日誌や命をかけても南極探検に参加するという覚書も南極の「静物」といえます。

そしてその静物の連続は、人間を許した大自然の中に刻まれた「軌跡」であり、南極の歴史的「遺産」と言えます。

国立海洋博物館はこのような南極の姿と意味を通して企画展示「南極-静物〮軌跡〮遺産」でご紹介いたします。

特に今回の展示のために協力してくださった極地研究所、ニュージーランドのクライストチャーチカンタベリー博物館、南極遺産の保護に努めているニュージーランドの南極遺産トラスト(Antarctic Heritage Trust)、そして今回展示のために多くの協力と努力をしてくださった関係者の方々に深く感謝申し上げます。

poster.png