過去の特別展
海洋文明のアイコンを展示する。
灯台は人類歴史の始原と共にしてきた「海洋文明のアイコン」です。
建築史、光学史、航海史などそれぞれの分野で灯台を探求し、大勢の人が海洋観光の名所として灯台を訪れます。
GPSを使い航海をする時代とはいえ灯台の役割が終わったわけではありません。灯台には暗闇の中、希望を引き出す力があります。その力は人類のオーシャンDNAとして遺伝されてきました。
韓国は2018年、世界灯台総会(IALA)を無事に終わらせました。様々な国から灯台を愛する人たちが集まり灯台の産業技術を探り、「文化としての灯台」というテーマの展示を観覧しました。
しかし展示を観覧する機会は限られた人にしか与えられていなかったのです。国立海洋博物館は韓国の海洋首都であるここ釜山にて、本格的な灯台特別展を長期間にわたって開催します。
韓国灯台の歴史でこのような展示は類例が無かったはずです。全てはIALAの後援、それから航路表示技術院と灯台博物館の積極的な協力があってのことです。
今回の展示では灯台の文化・芸術的な側面に焦点を当てコンテンツを揃えました。今日灯台は写真、絵、ポスター、模型、記念品など様々な方式で大衆に近づいています。
フランスの画家の方から灯台のイラストレーションをいただき、ヨーロッパの灯台の専門家の方々からコラムをいただきました。
灯台をテーマに東洋と西洋が交流をしながら面白いシナジー効果をあげています。ハングルだけではなく英文の図録も同時に発刊します。多様なコンテンツが集まり今回の展示が生まれました。
何より、今回の展示に合わせ国立海洋博物館の灯台時計塔の点灯式も行います。本来釜山港の防波堤にあった灯台を釜山海洋庁から寄贈していただき博物館にてお見せできるようになりました。
今回の展示の成果が世界の灯台を愛する人たちへ届き「灯台で世界が一つになる」きっかけになることを心からお祈りしております。
ありがとうございます。
| |